京王電鉄ありが登山(陣馬高尾縦走)ソロ山行

概要
陣馬高尾縦走

日程
2018年02月17日(土)[日帰り]

メンバー
1人(ソロ)

天候
晴、時々曇り、時々強風。

アクセス
利用交通機関
京王高尾線高尾駅からバスで37分(西東京バス・霊園32・陣馬高原下行き1のりば)
高尾駅北口6:55発→陣馬高原下7:30着

コースタイム
日帰り山行:5時間55分 休憩:1時間9分 合計:7時間4分

【スタート】陣馬高原下バス停07:35→7:44上案下配水所07:44→07:54陣馬新道登山口07:55→09:03陣馬山09:25→09:38南郷山09:39→09:52奈良子峠09:52→09:59明王峠10:01→10:09底沢峠10:20→12:01景信山12:04→12:26小仏峠12:31→12:52城山13:00→13:15一丁平13:15→13:39もみじ台13:41→13:48高尾山14:01→14:13高尾山薬王院14:19→14:30霞台園地14:30→14:39高尾山駅14:39→14:43【ゴール】※ケーブルカーで下山

先日、京王電鉄より全く当たると思っていなかったスタンプハイクの賞品が当たったため、京王電鉄と高尾山系に感謝しながら山行する事にした。旦那さんが会社の研修で不在の為、今回はソロ登山。


写真1:当たったのはこちらってプチプチに入っているので分かりにくいですが、LAKEN(ラーケン)の水筒です。

陣馬高原下行きのバスは、金曜日の東海道線の終電みたいな混みっぷりだったがこの日は半分くらいが部活の学生さんでした。


写真2:バス停から10分程度あるけば登山口


写真3:ちょっと雪が付いてきた

登り始めの下の方は気をつけながら歩けばなんとか行ける程度だったが途中細い道が滑りそうだったので、先日の奥多摩の失敗を活かし早めにアイゼンを装着する事に。

だがしかし、袋から出てきたアイゼンが両方右だったので動揺した。

なんとか無理やり装着してその場はやり過ごした。その後はまた外し、何事も無かったかのように陣馬山へ到着。この先またアイゼンが必要になったら嫌だなぁと思いつつ、感謝しながら歩くという本来の目的は、すっかり忘れていた。


写真4:陣馬山山頂 富士山がよく見えた。


写真5:明王峠 相模湖方面から登ってくる人との合流点。


写真6:景信山 ここでお昼を食べる。いつもは小仏城山まで行ってから食べます。


写真7:いつものタヌキ。ここまでくるとあともう少し感。

割と順調に予定時間30分まきくらいで通過し無事下山。結構滑るところもあったけれど装着せず行けました。高尾山以降は下山してても体も冷えるので、サクッとケーブルカーに乗り、京王高尾山温泉極楽湯に入って帰宅。

高尾山口駅の混み合う洗い場で両方右のアイゼンをバレないように洗うのが今回の最大の難所でした。

以下、1人登山の考察

1人で登ってみたいなぁと思っている人がいたら参考までに。山行だけに。

関東地区で初めてのソロ登山で縦走デビューするのであれば(少し不安を持っているのなら)迷わずこのコースをオススメしたい。

1番の理由は、人が多いこと。

行きのバス停でこれ以上乗れないよ!っていう程にギュウギュウのバスに乗っていたほとんどの人は最終地点の陣馬高原下で降ります。シーズンだと臨時便が出るほどの混みよう。

普段の山行では基本公共交通機関を使うのだけど、結構途中途中の降車地点の登山口で降りる人も多く、最終地点でポツンとなると、ここから登る人私たちだけみたいだけれど登山口ここで合ってるのかしら?大丈夫かしら・・・?ってちょっとだけ不安になることがある。1人きりで行動不能に陥った時、人は想像以上にパニックになる。(らしい)

今回は、私のほかにソロらしき女性が2名程いました。

そして、高尾→陣馬ではなく、陣馬→高尾

これはもし帰りが多少遅くなり暗くなっても高尾側の方が圧倒的に安全だから。
(山に安全なんてない)(ヘッドランプは必須)

一つだけ注意したいのが、バスを降りたところにあるトイレは、私の記憶が正しければ男女兼用で個室が2つ。気になる人は高尾駅ですましておくのが安心です。

バスは確かにギュウギュウだけれど、登り始めたらそれぞれのペースになるので、程よい距離感は保たれます。道幅もあるし鎖場とかないので、行列で詰まる箇所もなし。途中途中で、同じソロ登山者に話しかけられたり途中まで一緒に歩いたりすることもある。それはそれで楽しかったりします。

初心者縦走と1人登山デビューしたい方には程よい距離でとても良いコースだと思う。
あとスタンプハイクの賞品も当たることもあるとても良い山。

だた、個人的には高尾→陣馬が好きです。
今回はソロだったのと高尾山口の温泉が目当てだったので陣馬側からでしたが、観光客で賑わう高尾山に着くと一気に心も体もクールダウンしてしまって、あ、ケーブルカー乗っちゃおうって気分になる。(稲荷山コースから下山するのもありです)

あと、余談だけれど、すれ違いでこんにちわーって言って返ってくるのはもみじ台手前まで。(私適当調べ)

そろそろ、「2018 秋 高尾・陣馬スタンプハイク」が始まります。

期間は10月1日(月)から12月2日(日)まで
紅葉は11月初旬辺りから見頃のようです。先日、大雪山黒岳に上ってきましたがこちらは既に色づき始めていました。地域の差を感じますね。

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日曜の疲れは月曜に持ち越し、火曜日には音信不通。

2017年6月の下書きより

今まで羽毛だと思っていた軽くて快適な掛け布団が、実は中身がスッカスカの羊毛布団だったことに気がつき軽くショックを感じている私ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

人間、先入観や思い込みで如何様にも感じることが出来る。ということをまさに布団に触れる肌で感じたわけです。

先日、ようやくブリューゲル「バベルの塔」展を観てきました。

雄弁に感想を披露するほどの語彙力も知識も乏しいので特に書くことはないのですが、わからないなりに絵の中に描かれた世界をただただじっくり楽しんできました。そしてかなり昔に読んだこの本を思い出しました。タイトルはThe BeatlesのShe Came in through the Bathroom Windowからとったようです。

浴室の窓から彼女は
小林恭二

冒頭のこの物語の説明の中で、ブリューゲルの「大きな魚は小さな魚を食う」が出てきます。それを混乱と表現し、この小説の中のストーリーと重ね合わせています。

現実との接触を最小限にして出来るだけ妄想の中で生きていこうとするタイプの男性と妄想と現実を行ったりきたりするタイプの女性が、妄想の擬似結婚式をあげてみる。というものから始まって、コー・イ・ヌールという町を妄想の中で作ってみたり、世界で一番殺風景な海辺を探しに行ったり。突飛な発想の割に文体はワクワクするようなファンタジーの世界ではなく、淡々としていて抑揚があまりない。ラブストーリーと帯には書いてあったけれど、それがメインじゃない気もする。絶望の中で人生の刑期を待っている青年に少しだけ切なくなったくらいで、大きく感情を揺さぶられるストーリーでもないのだけれど、なぜか記憶に残る本。

秋の夜長におすすめの一冊です。

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雑記

3連休につぐ3連休、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
書き入れ時で忙しかった人、明日から仕事で憂鬱な人、いろいろあると思いますが次の週末で、年末も見えてくる時期。
そろそろ皆さま、一年に一度、年末にしか見返さない目標を立てる時期が来ましたね。

この3連休は、まずまずやりたいことが出来たのではないかと思っています。
前半は北海道へ。後半は洗濯三昧でした。

連休最終日の今日は久しぶりにブログでも更新しようかな、と思ったのですが、管理画面を開くと、きったない下書きが沢山。張り切って無駄に沢山作ったカテゴリーが乱雑に並ぶ、という現状を目の当たりにしてしまい、今の今まで整理整頓した次第です。特に、映画カテゴリー(記事数0件)に子カテゴリーが、ドキュメント、海外ドラマ、サスペンス、コメディ、、、とあってこのブログを一体どこに向かわせたいのか謎だったのでとりあえず雑記のカテゴリーに押し込みました。

忘れたくない思い出が今年も沢山あったので、忘れないうちに書き留めていこうと思います。目標は年末まで。

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高尾・陣馬スタンプハイク日帰りコンプリート【高尾山口駅〜城山〜(千木良登山口)〜城山〜景信山〜陣馬山高原下】2017.5.21 sun

高尾・陣馬スタンプハイクの締め切りが迫っていたので行ってきました。


『てくてくるんるん』というよりは『ぜいぜいはぁはぁ』です。

このスタンプハイク、1日で全部埋めようと思うと約25kmをそれなりのペースで歩くことになるので正直体力勝負になります。

5スタンプコース
1番:京王線高尾駅(南口)又は高尾山口駅
2番:ケーブルカー清滝駅
3番:ケーブルカー高尾山駅又はリフト山上駅
4番:髙尾山薬王院
5番:高尾山山頂(曙亭、やまびこ茶屋)

エキスパートコース…1〜5までのスタンプ他3つ
6番:高尾599ミュージアム 営業時間:8:00から17:00まで(最終入館16:30)
7番:びわ滝
8番:城山
※他3つは基本どれでもOKですが、最短で埋めたい場合は上記3つになります。

パーフェクトコース…1〜12全て
9番:城山下売店(富士見茶屋)
10番:景信山
11番:陣馬山山頂
12番:陣馬高原下(陣馬そば 山下屋) 営業時間:始発から終バスまで(注:要確認)
※9番〜11番は土休日のみ設置

パッと見、高尾山から陣馬山(又はその逆)の縦走でパーフェクトコースに応募できると思ってたんですが、コンプリートするには9番の城山下売店に寄る必要があり、縦走プラス往復約2時間のピストンが時間的にネックになります。

又、陣馬山側(陣馬山高原下)から登った場合のコースタイムを大まかに計算すると、最終地点になる高尾599ミュージアムの最終入館16:30に間に合わなくなる可能性が出てくるため、高尾山側(高尾山口駅)スタートに決めました。

因みに高尾山側からエキスパートコースを制覇する場合は、先に6番の高尾599ミュージアムに寄っておくことをおすすめします。


7:43分高尾山口到着。

まずはここで1番のスタンプを押す。駅の入り口で靴紐を結び直し出発準備を整え、パンフレットのコースを再確認。高尾599ミュージアムに向かいます。

高尾599ミュージアムに到着すると、ちょうどOPENしたところでした。入り口にある6番のスタンプを押していると館内の方が、『中を通って行くと近い出口から出れますよ。トイレもキレイなので使ってください。よければ帰りにコーヒー飲みに寄って下さいね。』と、スタンプを押しに来ただけにも関わらず、丁寧な対応をして頂きました。

お言葉に甘えトイレをお借りしましたが、本当に凄くキレイ。後で気になって検索したらミュージアムだけじゃなく、HPも素敵。併設のカフェもドリンク400円、ケーキセットも650円と良心的。登山前に軽く腹ごしらえするにも下山時に一息つくにも凄く良い場所で、スタンプハイクをしなかったらきっと知らずにいた気がします。今回は陣馬山へ行くので帰りに寄ることは出来なかったのですが、次回高尾山に来る時は是非寄らせていただきたいと思いました。

高尾599ミュージアムからケーブルカー清滝駅へ。

ここで早速トラブル発生。慎重派の私はよく見ないで3番の高尾山ケーブルカーのところに2番を押してしまう。幸いスタンプが薄かったので、まぁ何とかなるか、と、改めて2番に押し直す。下のケーブルカーの駅名が清滝駅というのを初めて知った。


気を取り直して、本日の長丁場の入り口に到着。びわ滝を経由するために6号路に入り、7番のスタンプを押し途中で1号路に抜けます。

6号路を抜けると1号路のかすみ台展望台に出ます。1号路を少し戻って高尾山駅ケーブルカーで3番のスタンプを押す。3のところに既に2が押されているので、出来るだけ濃くなるように、スタンプに沢山インクをつけて上書きです。見た目はあまりキレイじゃないけど、多分OK。その昔、会社で契約書に押す印が雑で汚いと怒られたことを思い出した。

階段が苦手なので、女坂経由で薬王院へ。4番のスタンプを押し、やまびこ茶屋で5番のスタンプを押し、9:30分高尾山山頂到着。滑り出しは順調。


一丁平からの景色。天気が良くて本日2本目のペットボトルに手をつけた。水分補給のペースが早い。


城山到着。8番のスタンプを押し、ここでエキスパートコースまで完了。時刻は10:16分。

さて、ここからが本番。予定時間通りなら城山から一旦、千木良バス停のある手前の城山下売店(富士見茶屋)まで下山して、また城山に戻って来るという山行を挟むことになるのだけど、現在の体力と時間と相談し、どちらかが城山で荷物待機し、片方が軽装でピストンをする。という作戦を考えていた。

が、色々考えた結果、やはりスタンプはそれぞれが押すべきだろうと2人で行くことに。

パンフレットに書いてある区間タイムは

下り40分
登り1時間

12:30分には城山に戻って来るのを目標に城山下売店へ向かった。


10分程時間を稼いで富士見茶屋到着。9番のスタンプを押す。途中、石の上の枯葉で滑りやすくなっているので、急ぎ過ぎには十分注意。

富士見茶屋に着くと売店の方が手作りのよもぎ饅頭を売っていて、めっちゃおすすめされました。せっかくなので饅頭1つと冷たいお茶を購入。まいた時間を使って少し休憩し、一息ついたところで、城山に戻るべく来た道を登る。ひたすら登る。途中、8名程の団体さんとすれ違い、どこまで行くのか聞かれたので、今回のルートを伝えるとびっくりしていた。


12:26分。城山に戻って来た。

ここでお昼休憩。日差しも強くなってきて、こんな中で熱いお湯を沸かしカップラーメンを食べる気にもなれず、予備のパンとシリアルバーを食す。パンは口の中をさらに乾かしていく。次回からの山ごはんについて少し考える必要があると思った。




快晴。

9番のスタンプを無事クリアしたのであとはひたすら陣馬山を目指すのみ。心なしか足取りも軽くなる。


小仏峠のたぬき。



景信山到着。10番のスタンプを押す。


明王峠に着くと、明王峠茶屋が片付けをしているところだった。あまり意識していなかったけれど、陣馬山山頂の富士見茶屋前にあるスタンプは時間的に大丈夫だろうか、ということに今更心配になる。

まぁ、なるようにしかならないので、とにかく進む。最終地点である陣馬高原下のお蕎麦屋さんの営業時間にばかり気を取られていて、肝心の終盤の時間を考えていなかった。その昔、会社でとあるイベントのスケジュール調整で詰めが甘いと怒られたのを思い出した。


陣馬山高原下まで5.6kmの文字に少しだけ心が折れた。


麻雀牌のような配色だね、と彼に言うと、前回来た時もそんな会話したような気がする。と言われた。きっとあと3回くらいは同じこと繰り返すと予想。


陣馬山まであと0.1km


見えた!


15:53分、ギリギリ15時台に山頂に到着。私達の他に登山客は3組程度。茶屋はまだやっていた。陣馬山山頂の11番のスタンプを押す。残すところはあと一つ!


いつも混んでいる山頂が空いていて、人を気にせず写真が撮れた。

ゴールまでの区間タイムは1時間程度。順調に行けば17時には下山できそうだ。明るいうちに帰れる。なんだか嬉しい。トイレ休憩をはさみ、軽やかに下山。

下山を開始して15分。その軽やかさに違和感を覚える。両手にあったトレッキングポールが無い。軽さの原因はこれか。陣馬山のトイレの入り口に忘れた。

軽くなったのは心だけではなかった。そしてその事実に心が重くなった。

ここで旦那さんが、君は荷物持ってここで待ってて、僕が一人で取りに行ってくるよ。多分その方が早い。と、城山下売店のスタンプ作戦をここで使うこととなった。

座れそうな倒木に2人分の荷物を置き、腰をかけて待つこと20分ちょっと。あっという間にトレッキングポールを小脇に2本抱えて彼が戻って来た。その勇ましい姿は歌川国芳の画く宮本武蔵にも見えないこともない。いや、みえない。

彼が戻ってくるまでの間、山頂で見かけた人が2名程、降りて来た。多分、何してんだろう、こんなところで、と思われてたと思うが、明るくこんにちは!と言った。『いやぁ、山行が調子良くいってたもんでね、うっかり気を抜いて山頂にトレッキングポールを忘れましてね、お恥ずかしい話ですが、旦那さんに取りに行ってもらってるんですわ。』と誰に言うでもなく心の中で呟いた。


17:20分。陣馬山新ハイキングコース入り口に到着。ここから陣馬高原下までは舗装された道です。

17:40分陣馬山高原下に到着。

陣馬そば山下屋で最後のスタンプ12番を押す。お蕎麦を食べていこうと思ったのですが、本日は終了とのこと。スタンプ、間に合ってよかった。店主の方がHPから予約したら確実ですよ。と、教えてくれました。次回は予約して行って見ようと思います。

注意したいのがパンフレットには始発から終バスまで、と書いてあったが、HPの営業時間は休日7:30から17:30※日没まで、となっていました。確実にスタンプを押したいなら、事前に問い合わせてみた方が良いかもです。


パーフェクトコースコンプリート。まだ期間中なので一応モザイクをかけてあります。

まとめ(スタンプ押した順番)

1番:京王線高尾駅(南口)又は高尾山口駅

6番:高尾599ミュージアム

2番:ケーブルカー清滝駅

7番:びわ滝

3番:ケーブルカー高尾山駅又はリフト山上駅

4番:髙尾山薬王院

5番:高尾山山頂(曙亭、やまびこ茶屋)

8番:城山

9番:城山下売店(富士見茶屋)

10番:景信山

11番:陣馬山山頂

12番:陣馬高原下(陣馬そば 山下屋)

コースタイム 

高尾山口駅07:54 – 08:01高尾599ミュージアム08:06 – 高尾山・清滝駅08:09 – 08:25琵琶滝08:27 – 08:50霞台園地08:53 – 09:04高尾山薬王院09:12 – 09:25高尾山09:27 – 09:34もみじ台09:56 – 一丁平10:01 – 10:16城山10:25 – 10:34峰尾山11:02 – 富士見茶屋11:07 – 12:05峰尾山12:26 – 城山13:06 – 13:19小仏峠13:52 – 景信山14:10 – 15:02底沢峠15:13 – 明王峠15:18 – 15:25奈良子峠15:34 – 富士小屋山15:53 –  陣馬山16:22 – 17:19陣馬新道登山口 – 17:28上案下配水所 – 17:40陣馬高原下バス停

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【the pillows NOOK IN THE BRAIN TOUR】TSUTAYA O-EAST 2017.5.14 sun ネタバレなし

久々にthe pillowsをライブハウスで観た。最近ではフェスでばかり観ている気がする。

うっかり目に留めてしまった人の為に、先に言っておくと、ツアー始まったばかりなので、ライブに関する感想はここには一切書いてないです。(下書きに書き留めてある)ツアーファイナルも行く予定なので、その時に備忘録として一緒にあげようと思っている。

ただ、ここ数年ライブで味わったことのない感情に揺さぶられたので、その気持ちだけ残しておきたいと思った。

今の私にとってのライブは趣味の中の一つになっていて、音楽が生活に密着しているというのは、その時々にあった記憶の補助的存在で、聴くとその頃考えていた事とか、景色とか、匂いとか、色合いを思い出すものだったり、その空間を楽しむためのものだったり、気持ちよく踊れるようなもの、単純に音を楽しむものになっている。

もっと前、具体的に言うと、10代の頃のライブや音楽に対しての距離感は全然違った。

よく、音楽で救われた、って言葉を耳にするけれど、大袈裟じゃなく、そのくらい生活に切り離せないような力が音楽にはあった。

先日のNOOK IN THE BRAIN TOURはそれを強烈に思い出すようなライブだった。

私事になるけれど(ってこのブログ自体が全て私事だけれど)、数年前から色々なタイミングが重なって、自分のこれからについて考えるきっかけが出来た。そして考えた結果、そこに向かって、牛も政治家もびっくりの牛歩具合で今も進んでいる。(僅かではあるが進んではいる)

進んでいるとは書いたものの、きっと、もっと時間をかけなくても出来たことはたくさんあって、ここ数ヶ月、数年かな、自分と関わってくれた沢山の人達の大事な時間を預かったままだ。

決して諦めている訳では無いのだけれど、進む先々で、割と大きな壁にぶつかった。それはその業界の仕組みそのものだったり、法律だったり、諸々の事情だったりと色々で、何度か方向転換(別の切り口を探す)せざるを得ない状況をこの数年間で味わい、なんだかもやもやとした日々を今も過ごしている。

そんな中での、一昨日のライブ。

思いがけなく久々に聴いたある1曲で、身動きが取れなくなった。色んな感情が一気に噴き出してきて、食い入るようにその時間を大切にした。周囲の気配も全く感じなかった。自分でもびっくりするぐらい集中していたのが、次の曲に入ってもまだ肩に入った力が抜けない事でわかった。

過去、沢山の場面で行き詰まる度に、私を奮い立たせてくれていた大切な1曲を思い出せてよかった。

久々に音楽の持つ大きな力を感じて、私が思う、ライブの醍醐味を味わえた事が嬉しくてしょうがなかった。

まだ頑張れると思った。

年々、歳をとり、興味の対象も増えて、分散したり、変化したり、一つに費やす時間と予算の割合がどうしても減っていく。そんな中で、フェスは好きなバンドを効率良く観れるお得感が否めない。勿論、ロケーションを楽しんだり、新しい音楽との出会いの場でもあり、フェスの価値はそれだけじゃないけれど、思いがけない曲との出会いは、フェスじゃなかなか味わえないものがあるなぁと、改めて、ライブハウスに足を運び続ける楽しさを思い出せた貴重な一日だった。

全盛期ほどでもないけれど、まだまだ現役でライブハウスに通っている私でも、時々そんな思いがけない体験がある。最近音楽から遠ざかってたなぁと感じた時こそ、ライブハウスに足を運び、好きなバンド(かつてよく行っていた)のライブを観ることで、思わぬ体験が出来るかもしれない。

何が言いたいかというと、the pillowsはやっぱり素晴らしい。ということです。

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